ギターを弾き始めてから、かれこれ40年経ちます。
一向に上達の気配が見れないのは、やはり才能が無いからでしょうかね。
自分が思う至高のギタリストはゲイリー・ムーアですね。
ギター、特にロック系のギタリストに関して言えば、早く弾けるという事がマストな訳ですが、少なくとも、その手のギタリストを自分が聴くと、線の細さが気になってしまいます。
線が細いと書くとイメージが悪いので、別の言い方をすると繊細っぽいというか。
カリスマ的な人気のインギーやヴァイにしても、同じ事を感じますね。
ゲイリー・ムーアに関しては、暴力的とも言えるほどパワフルにパッセージを紡ぐのに早いんですよね。
あれは驚異的だったな。
さらにチョーキングビブラートも大きく、所謂泣きのギターでも天下一品ですからね。
惜しむらくは、ファッションセンスも含め、ルックスがイマイチだということでしょうか。
彼って色々なギターを使用し、色々なジャンルの音楽で弾きまくっていたけど、そのジャンルで最高のプレイが出来るのが凄いなと。
ポテンシャルが高く、排気量もあるので、まだまだ余裕があるように見える。
個人的に彼の好きな演奏は、ドラマーのコージー・パウエルのアルバムで客演した「Killer」かな。
中盤のギターソロも凄いんですが、テーマをシンセのドン・エイリーとの掛け合いで弾く箇所が格好いいんですよね。
後半、ブルージーにギターを唸らせまくるところも凄いです。
凄すぎて、彼のギターは全然コピーが出来ないんですがね。
それが憧れってもんだね。