ここ数日、米国がまたぞろ新型コロナは中国の研究所が作った云々と発信をしていますね。
以前なら、ほぼ盲目的にそのニュースを信じていたところですが、湾岸戦争の頃の大量破壊兵器所持のがせニュース以降、日本に住んでいるのであれば、日本では欧米発の欧米寄りのニュースが流れることが主流だということを思い知らされてしまいましたからね。
まあ、かといってお隣の大国経由のニュースもそれはそれで、メイド・イン・チャイナなもので……。
ここはひとつ冷静に。
確かに、最も早く大きな被害を受けたのは彼の国の武漢であろう。
大昔にパンデミックを起したスペインかぜも、何も発生源がスペインな訳ではなく、当初最も被害が大きかったのがスペインであったから、そう呼ばれているだけなので、新型コロナが後年になって武漢ウィルスと呼ばれるようになったとしても、それはそれで仕方がないところでもある。
そこに例えウィルスの研究所があったとしても、当初最も被害が大きかったからといっても、軍事目的で人的に作られたウィルスが漏れ出したというのは、少し飛躍的な論ではとも思います。
まず、軍事目的であるならば、感染力が低く、かつ致死率が高くなくてはなりません。
感染力が高かったら、開発した自国軍に感染が広がってしまいますからね。
新型コロナは逆なんですよね。
致死率は高くないんですが、感染力が高い。
マスク、手洗いなどの予防でインフルエンザがほぼ罹患しない状況なのに、感染者が広がっている事からも、それは理解できます。
そんなこんなで、軍事兵器としての開発説は少し無理があるんじゃないかしらね。
まあ確かに、この世界状況を鑑みるに、誰かを悪者にしたい気持ちはよく分かりますがね。
起源など、そこらへんが判明するのはまだまだ先じゃないかしら。
まずは新型コロナを制圧してから。
それからにしてくださいな。