以前、ギタリストのジェフ・ベックを落とすようなことを書いたのだが、今回は彼の盟友でもあるジミー・ペイジだ。
ちなみに前回書いた後、中古でベックのアルバムを購入して聴いてみたのだが、ギターをやっている人間が憧れるのが分かるようなかっこよさでしたね。
って、褒めているのか貶しているのか分からんな。
そしてペイジくんである。
彼の場合、ベックと違い、ギターを手にする人からは異常に過小評価されていると思う。
まあ、ライブ映像などを観る限り、ヨタヨタしたソロを長々と弾いていたりするので、それはそれで理解が出来るのだが、彼の本領はそこではない。
一番は、自分が所属するバンドを、ギタリストとしてのみならず、ソングライター、アレンジャー、プロデューサーとして、ロックの世界で大成功へと導いたという功績というか、れっきとした事実でしょうか。
そこらへんベックも嫉妬しているのか、過去のインタビューで、ペイジは自分のアイデアをパクって成功したなんて嘯いていましたね。
ギターのテクニック的に言うと、やはりバンドのギタリストとしてリフ作りやテンションコード、変則チューニングの活用などを活かしたアンサンブルプレイが秀逸なんですが、どっこいギターソロもイケるのです。
なにせ、ギターのビギナーが必ず一度はコピーをするという天国の階段のオリジネーターですからね。
あのギターソロは本当によく練られていて、ロックギタリストのギターソロではプロアマ問わず評価が高いのではないでしょうかね。
でもまあ、評価が高いのはスタジオ録音のほうで、ことライブ演奏になると相当にいい加減なフレージングになるのがねえ。
ベックとの比較になってしまうと、どうしてもベックはギタリストのためのギタリスト、ペイジに関してはロック好きのためのギタリストという感じでしょうか。
昔、ギター雑誌で彼らを評して、似たような事が書いてあったような気がします。
ソロギタリストとバンドギタリストみたいなね。
結局、何が書きたいのか分からなくなってきたが、自分がベックよりペイジを評価していることは分かってもらえましたかね。