文春のネット版に中森明菜さんのことが書いてあったので、彼女に関して知っている2、3の事柄を。

当時は聖子派と明菜派なんて言われて、ファンも含め犬猿の仲なんて言われていましたが、個人的には両方好きだったし、そういう人も多かったんじゃないかと思う。

聖子さんは松本隆さんの描く精神世界の中の街を生き生きと飛び跳ねているイメージでしたが、対する明菜さんは、ある意味演歌に近いような情念の世界を生きているイメージでしたね。

彼女を評するのに避けて通れないのは少女Aなんですが、彼女が当初この曲を嫌っていたのは有名な話ですよね。

かくいう自分もあまり好きではない。

なんだか内臓を見せられているような露悪感があって、まさにコピーライターが書いた詩だなっていうイメージかしらね。

あの曲をエポックと見るのは、自分より上の世代、もしくはずっと下の世代なんじゃないかしら。

理由は分からないが。

その後に出された同タイプの1/2の神話のほうが自分は好きですね。

単純にキャッチーだっていうことございますが。

デビュー曲のスローモーションとセカンドラブでは断然スローモーションですね。

確か、この曲のMVで彼女、水着で浜辺を走ったりしていませんでしたっけ?

記憶違いなら謝る。

陽水さんとは相性が良かったけど、細野さんとはダメだったね。

禁区でのベタなメロディの細野さんは残念だったし、萩田さんの編曲もイマイチな気がしたもん。

実はあの曲には別テイクがあって、そちらはボツになって、歌詞を変えYMOの過激な淑女になったとか。

個人的には、そちらのほうが細野さんらしくて聴きたかったかも。

彼女のスタッフが目指す世界では無かったのかも。

最後に彼女をメディアで見たときには、骨と皮だけみたいに痩せていて驚いたのだが、自分が知っている彼女は未だに、プロフ欄にサバ読んで48kgって書いていたけど、本当は60kg近くあったらしい、1/2の神話の頃のプニプニの彼女だったりする。

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