愛知のほうで開催されたフェスが密で飲酒して大騒ぎだったそうで、その後、各所から非難轟々らしい。
元よりフェスなるものが、輩連中が轟音に身を委ね、酒を飲んだりラリパッパしたりしながら騒ぐというものなのだから、開催決行した時点でそうなる事は目に見えて明らかですわな。
酒も無く、騒ぎもせず、密にもならなきゃ、そりゃフェスではございません。
フェスではなく、いわゆるライブなどの話になるが、XTCというバンドがありまして、もう解散してしまったのですが、そのバンドのバンマスにアンディ・パートリッジなる御仁がいらっしゃったわけです。
このアンディ、ライブ嫌いで有名で、XTCの初期はライブやツアーをこなしてはいたのですが、バンド中期以降は単発でテレビやラジオなどで数曲披露する以外、まったく人前で演奏をしなくなった。
いわゆるステージ恐怖症らしいのだが、なんでも子供の頃から服用を続けて中毒状態になっていた精神薬を、ツアー中に奥さんが薬に頼るなと廃棄してしまったそうで、その後、禁断症状が出てとんでもない目にあって、それ以来、ライブ活動から一切手を引いてしまいました。
そんな彼曰く、みんな小説などを読むが、それを書いた小説家と会話をしたいとは切望したりはしない。
なので音楽も音源だけあればライブで生で演奏を見せなくても、みたいなことを言っていた。
はっきり言って自分も同意見なんですよね。
自分も個人的に、過去にライブハウスなどで嫌な思いをたくさんしているので、観るにしてもライブはこりごりなのでございます。
それにあの、会場の同調圧力的なノリも苦手なのです。
座って聴こうが、立って聴こうが、寝転んで聴こうが自分の勝手だ。
音楽を聴くのは好きですが、部屋の中、カーステレオで充分なのでございます。
演奏シーンが見たければ、DVDやYouTubeで充分でございます。
自分みたいな音楽好きって珍しいのかしら。