ここ数日、愛猫が何度も嘔吐を繰り返すんです。

猫にとって吐くという行為は人間のそれよりは日常的な行為らしいのですが、その瞬間を目撃すると苦しそうに声を上げるので、かわいそうになって見ていられない。

思わず、悪酔いしたおじさんを介抱するように背中をさすってあげてしまいました。

主たる原因は分かっているのです。

昨日、嘔吐物の中に小さなビニール片が混じっていたので、多分それが原因なのではないかと。

数日前に、開封後、調味料入れボックスに二つ折りにして入れておいたカツオブシの袋が、リビングの床に嚙み跡が付いたまま錯乱放置されていたので、夜中に階下に下りてきて愛猫が漁ったのであろう。

その際に、噛み切ったビニール片も飲み込んでしまったのだと思う。

思えば、こと自分に限っては愛猫になるべく単一のフード以外は与えようとしなかったのである。

これは意地悪ではなく、人間のように娯楽として食事を捉えるのではなく、生きていく上で必要な栄養を食事から摂ること以外の目的での給餌は彼女のためにはならないとの思いからで。

そのためかどうか、今までは愛猫が人の食べ物に興味を持つことはあったが、口にするまでは至らなかったのである。

しかし、考えは人それぞれであって、自分が家を空けた際に実家に寄った妹がカツオブシをあげていたらしい。

妹にすれば、ちゃんと調べて悪いものではないと分かった上での行為であろうが、人間の親的なことを言わせてもらえば、我が家のしつけ方があるのである。

その結果、味を覚えた愛猫が夜中に人の食べ物を漁って誤飲に至るという。

善意というやつほど厄介なものは無いな。

ここはひとつ、今後自重していただきたいものである。

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