今朝、テレビ番組を観ていたら、妙齢の女性がインタビューに答え、昔の黒電話をモチーフにしたマークの意味が分からないという話が流れていた。
この手の昔使用されていたモノ、流行していたモノを過去の遺物として紹介し、「なに?そんなのしらなーい!」「そんなのふるすぎー!」的な流れをメディアでよく見るが、未来のことが分からないのは当然のこととして、過去にあった事象を知らないのは単なる認識不足、無知の類だと感じるのは自分だけかしら。
電話に限っていえば、自分も使用したことも見たことも無いが、柱などにかかった大きな電話から、まず回線の交換技師みたいなところにかけて、番号を伝えて各家に電話を繋いでもらっていた事を、本で読んだり、映画で見たりして知ってはいる。
過去の事象を知らないのは若いからではなく、無知だからではないのかしらね。
日本ってロリコン文化で若い=素晴らしいってイメージが強いんだが、他国はそうでもないところも多いよね。
何かのインタビューで読んだのですが、ファッションやメイクなどでも、英国などでは実年齢よりも高く見せるのが常らしく、キャスティングの際にハイティーンの子を呼んだらオッサンみたいだし、ローティーンを呼んだら高校生か大学生に見えたそうで。
その当時の英国では実年齢よりも高く見えたいトレンドだったんでしょうが、日本では総じて若く若くってイメージがありますよね。
テレビの視聴率の話題で、購買層である若年層に視聴率が芳しくないので終了したテレビ番組などというニュースを普通に目にするが、そもそも若年層のテレビ離れが言われる中、もうターゲットを見失っているのかもしれない。
そこには最初からパイはない。
そんなに若年層におもねってどうするのかね。
まあこれは自分が高齢になってきたから感じる事なのかもしれないが。