少し前に、朝のテレビ番組で鶏肉を水で洗うみたいな事を放送していて、自分などは腰を抜かすほど驚いたのだが、なにせ自分の世代の人間はテレビ至上主義でテレビ様の言う事には間違いなどあろうはずもないというクチなもので、自分が今まで誤った知識で生きて来たのか?と。
最終学歴が三流高校卒である自分の知識では、魚、肉に限らず、火を通して口に入れるものの体液は生のまま食器や調理器具、または他の生で食べる食材に付着させると食中毒の原因になるので要注意という認識である。
別に何かを読んだわけでも、誰に教わったわけでもなく、自然とそう知っていた。
なので、生肉、生魚をまな板で調理する際は、野菜など生で口に入れるものを先に切ってからにしていた。
例え、後にまな板をちゃんと洗っても信用が置けないし。
そのくらいの用心はしていた。
また、別の番組で、ユーチューバーを自称するスレンダーな女性が、田舎で一人暮らしをしている折、熊と仲良くしただの、狐を抱っこしたとのトークをしていた。
これってあくまでネタですよね。
そう信じたい。
いや、前述のように、テレビ放送は全て真実と信じる人間もいるはずなので、これは看過しがたい。
熊に関しては言わずもがなですが、狐が超危険な動物だということは北国の人なら常識、当たり前田のクラッカー、、、おっとキーを打つ指が滑った。
狐自体が危険というよりも、狐はエキノコックスという危険な寄生虫を媒介することで有名で、ほぼどの個体でも感染していると思って間違いないくらいだと聞く。
なので、北のほうでは観光客に狐を見かけても近づかないようにと注意喚起していたはず。
そんな事実に真っ向勝負のような発言で、これまた腰を抜かす勢いだった。
上記のような例が、ここ数ヶ月で続けざま起きているということは、テレビ放送に携わっている人間の質の低下なのか、近年の学歴偏重社会化により、学歴は高いが知識見識は低いという人間が大多数になってしまったのか。
自分は冊子作りに携わっていたので、校正という言葉しか知らないが、放送において校正に当たる行為をおろそかにしているのか、そもさん校正を担当している人間の質が落ちているのか。
そこらへん、ちゃんとして落ち着いてテレビを観れるようにしてくださいまし。