結局、辞任しましたね。
まあこうなる事は火を見るより明らかだったのですが、何故に組織委が当初突っぱねていたのか、まったく理解に苦しむ。
この件に関して巷ではケンケンガクガクあったみたいですが、擁護派の過去の事だからとか、既に償っているとかいう弁護は的外れだよね。
まず、これって、それ系の音楽好きの間では、もう相当以前からの既知の案件で、何度も炎上まではいかないがプチ騒動にはなっていたそうで、その際にまったくのスルー、無視で全く声明も出さなかったそうで。
まあ、テレビに毎日のように顔を出すポップスターでもないので、自分の音楽を聴いてくれるコアなファンが食わせてくれるのであれば、マスな人気は必要無いしとの判断だったのかもね。
つまり、炎上の鎮火を図る謝罪も釈明も無く、今日の今日まで、いやもとい昨日の昨日まで緩やかに現在進行で続いていた案件であったわけだ。
面白いのは、超スーパースターでも時の人、旬の人でもなく、過去に渋谷系というサブカル系の小さなブームの一員であった彼を担ぎ出した人物がいるわけで、その人は彼を担ぎ出したくらい彼に詳しいので、この案件に関して知っていたはず。
ならば、オリンパラリンの思想信条から著しく反する行為を行っていた男を何故に担ぎ出そうと思ったのか、さらに当該彼は、過去にそのような忌まわしい過去を持ち、更にそれを武勇伝のようにメディアで吹聴したまま、何も事態を回収するような行為を起さずにいた自分が、障害者のスポーツの祭典の華々しい開幕イベントに、主要なスタッフとして関わる事に、なんの違和感も覚えなかったのか。
総じて、想像力の欠如を感じる。
アーティストなのに想像力の欠如。
虚しい。