アメトークというテレビ番組がある。
解散しても番組名は変わらないんですね。
話はそこではなく、よく○○芸人という回がありますよね。
その道のマニアであるタレントが集まって、どくれくらいのマニアかを競うような内容なんですが。
思えば、今や一億総マニア合戦状態ですよね。
でも昔って、マニアってオタクと同義語のようなもので、後ろ指をさせれるよう境遇だったと思うんですが、いつから反転攻勢に転じたのかしら。
個人的印象としてはオタクは蔑で、マニアはそこまでは行かない程度かな。
以前はマニアもオタクもそう呼ばれる輩はあまり前に出てこなかった。
それこそ、ひっそり隠れてやるものだった。
あと、その手の人は性格が悪い。
何かで聞いたことがあるが、とある音楽マニアは誰も持っていないドーナツ盤の音を知人にダビングする際、わざとノイズを入れて渡すそうで。
つまり、オリジナルの音源は自分だけのものということ。
誰も持っていない世界にひとつだけのものを自分だけが持っている、、、しかも、それを決して公開しない、他言しない。
人に言った、人に知れた時点で終わり。
それがマニア。
……だったんだけどな。
今や、自称マニアだらけだな。
そういえば最近、アイドル好きを公言する、おじさんタレントも多いですよね。
まあ、実世界でもアイドルを推すのはおじさん世代が主なので、時流に合ってはいるのですが。
一昔前なら眉をひそめられたものだと思うんですが、今や平気な顔で○○坂の○ちゃん推しです、なんて言いますよね。
総じて、そうしてオープンになった分、情念というか熱というか、その思いが軽くなってきていると感じるのは自分だけだろうか。