エッチなものではない。

所謂、昔の名作映画だ。

アマゾンを見ていたら、やたら安く売っていたので、数枚まとめてポチっとな。

前から欲しかったゴダールなんですがね。

このサイトのタイトルになっているものとか、ヌーベルバーグの代名詞のような映画ばかりですがね。

それ以外に前から欲しかった、ジャック・ニコルソン主演のカッコーの巣の上でも買った。

とりあえず、昨日の午後はそれを鑑賞したのですが、日曜日の午後に観るものとしてはいかがなものか。

でもまあ、これは名作ですよね。

今観ても。

キチガイ病院に詐病で送致されてきた受刑者の主人公が、その傍若無人なまでのパワーで入院患者たちをどんどん笑顔にさせていくのですが、患者を船釣りに連れ出したり、深夜にオネエチャン呼んでパーティしたりと、やりすぎちゃって、終いには婦長さんにその事を詰問されて自殺しちゃうヤツは出ちゃうしで、手に負えなくなった病院から何かしらの医学的措置をされて廃人にされちゃうんですよね。

兼ねてから彼に脱走を促されていたインディアンの患者(彼も詐病)は、この状態で生きる彼を不憫に思ったのか、マクラで圧死させ、その後、窓を破って脱走するんですよね。

まあ、端的に書くとそういう話でございます。

これ、怖いのは出てくる人間、みな善意なんですよね。

自由を愛し暴挙を繰り返す主人公も、規律正しい婦長も、担当する医者も、頭のおかしい患者達も、酒と女に目が眩んだ警備員も。

そこに悪は無い。

そこが哀しい。

ちなみに、欧米圏ではカッコーはバカの象徴だそうです。

追記

あのバック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役のクリストファー・ロイドが患者役で出ているのですが、若い頃からあのまんまで可笑しかった。

確か、彼の初出演作かな。

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