山口かおりではない。
先月に眩暈で倒れて救急車で運ばれたから一月が経とうとしているが、未だに体調は倒れる以前には戻ってはいない。
所謂眩暈の症状は無いのだが、例えて言えば目のピント調整力が元に戻らないというべきか。
パソコンの作業はさほど苦にはならないが、モニタ画面を見ることよりも、自分はブラインドタッチは出来ないので、画面とキーボードの視線の行き来が上手くいかなく、今現在この文章を打つのにも何度もタイプミスをしている。
元々、小さい頃からガチャ目で、左右の視力の差が大きかったのだが、眩暈の件移行、長い期間を通じて培っていた左右の視力の差の調整機能がリセットされてしまった感じなのである。
つまり、視線の先がずっと同じ距離であれば、ある程度は対応が出来るが、距離が変動しピント合わせをし直すとなると、相当に目の筋力の使い、見えるには見えるが、とても疲れる。
特に酷いのは車の運転だ。
車の運転ほど目の酷使をするものは他には無いと、改めて認識した次第である。
数十年かけて培ったものを一ヶ月かそこらで元通りに動かせるようになるのは難しいのであろう。
気長に調整するしかないな。