立て続けに購入した諸星先生関連のDVDを鑑賞した。

今回は奇談だ。

原作漫画では主人公は若い男性で、件の村とは関連性の無い設定だったが、この映画では考古学?民俗学?専攻の女子大学生に変わり、過去に村で神隠しに遭い、その後生還したという設定だ。

その時に一緒に神隠しに遭い、返ってこなかった少年が比較的重要な役どころで出ては来るが、この少年は原作には無かった要素でしたね。

ヒルコのほうではジュリーが稗田役を演じていましたが、今作では阿部ちゃんの高身長の稗田先生を演じる。

キャラ設定としては今作のほうが漫画に近いかしら。

阿部ちゃんの滑舌の悪さが少し気になったが、それも含めて異端の民俗学者っぽかった。

シャーマンみたいな御婆さんと和装のお姉さんも出てくるのですが、本当に作品に必要だったキャラクターだったのかは疑問ですね。

まあ、これは神隠しの少年もですが。

主人公の藤澤さんは特別美人さんというわけでも無く、色気も全く無いが、何故か惹かれるというか、魅力のある存在でした。

十字架に磔にされた善ずの顔が最初から潰れていて、三日目の復活の際に始めて顔が明かされるんですが、いったい誰?

顔を出さないから、ちょっとは知れた俳優さんだと想像を膨らませていたのですが。

あれなら最初、顔を潰さなくても。

重太爺さんがずいぶん若返って神戸ちゃんが演じていましたけど、あれはいい味を出していましたね。

いい味といえば、さんじゅわんの一人を演じた白木みのる翁もぴったりでした。

最後、いんふぇるのが開いて、ぱらいそに向かう際、これはもうCGを使う以外に映像化するには手は無いのだが、作られた時代を考えると充分迫力はありましたね。

あ、書き忘れた。

漫画では神父さんが凡庸なキャラだったのですが、演じた清水さんの顔芸で一気にホラー感が高まり、良かったと思う。

ストーリー的にハッピーエンドやバッドエンド的な単純な話ではないので、鑑賞後は何かもやもや、いやもとい、ほわほわぽわぽわした感じだったな。

感想の意味が分からない?

すみませんね、語彙力が無くて。

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