ほんと数十年ぶりにPC周辺機器というものを買った。
スキャナーなんですがね。
ダンボール10数箱分のフィルムを廃棄した自分ではあるが、未だ一箱ぶんのフィルムが残っているのである。
これは取材のときのフィルムがメインなので、どうしても安易に捨てるには忍びないということで、ずっとフィルムスキャナーを探していたのです。
過去にニコンやキャノンのフィルムスキャナーを使用していたこともあるのですが、なにせ古く、OSもインターフェースも対応していなかったりしたもので。
初期のスキャナーなんてSCSI規格だぜ。
PC関係の進歩の速さには驚愕するね。
同様なフィルムスキャナーのタイプは数も少なく選択肢は無いのだが、反射原稿も取り込みが出来るタイプで高性能なものならフィルムスキャナーとして使用も出来るという。
また、実際にフィルムスキャナーという定義で販売されている。
ということでGT-X830という機種を購入してみた。
結論として買ってよかった。
最初は使い方に戸惑ったが、覚えてしまえば簡単である。
ファイルサイズは最大にすると時間がかかるし、そんな大きなサイズで保存してもしようがないので4800程度にしてみた。
これで実際のファイルサイズは2M強くらい。
色は退色のせいなのか、はたまた読み取り時のソフトの使用なのか綺麗だったり、シアン塗れだったりと安定はしないのだが、この価格でこの結果であれば十二分に満足が出来る。
スキャン時間は当然かかるが、一度に最大12枚同時スキャンできるので、その間に他の事をしたりテレビでも見ていればよろしい。
ああ、これでやっと全てのフィルムとおさらばできる。
しかし、それらのフィルムのスキャンが終わるのに何ヶ月かかるのか。
とりあえず終わったらスキャナーはメルカリででも売ってしまおう。