モンティパイソンが好きで、DVD全集を購入し、たまに観ていたりするのですが、その時代性や英国の土着的なネタも多く、全てを楽しめるかというとそうでもないんですね。

彼らは映画も3本4本作っているのですが、個人的に好きなのはライフ・オブ・ブライアンですかね。

イエス・キリストと同じ日に、その近所で生まれたブライアンが運命に翻弄される悲喜劇なのですが、その運命も本当にちょっとしたボタンの掛け違いのようなものでして。

勘違いが勘違いを呼んでドツボにはまるような形でメシアに間違われ、しまいには十字架で磔にされるという。

そこに至るまで、何度も奇跡的に回避できるかもという機会をことごとく逃し、諦めきれずに途方にくれる主人公に対し、同じく磔にかかっているエリック・アイドルが、くよくよすんなよと言って歌い始めるのが名曲「Always look on the bright side of life」です。

人間、生まれたら死ぬのは宿命で皆同じ、早いか遅いか、そんなことよりも人生で良かった事だけを考えようみたいな感じの詞ですかね。

磔にされて、これから死ぬのに、磔にされた皆でこの曲を歌いながらのフィナーレ。

人生なんてそんなものかしらね。

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