以前、ジュニアアイドルのグラビア雑誌で撮影していたなんて言うと、可愛い女の子の撮影ばかりで羨ましいなんて思う諸兄もいらっしゃるとは思うのですが、よく考えてみて欲しい。
趣味で撮影しているわけではなく、撮影したものがグラビアになって全国の書店に並ぶわけで、そのプレッシャーたるや、並大抵のメンタルではやっていけません。
当然、彼女らモデル、タレントの所属している事務所からのプレッシャーや、本人がまたイヤなヤツかもしれないしね。
そりゃ、可愛い顔をしているティーンの子が、みんなみんな性格も良いとは限らないでしょ。
また、撮影風景も想像してみて頂きたい。
モデルのカワイコちゃんを前にした自分の肩越しに、彼女のマネージャーなど事務所関係者、ヘアメイクさん、もろもろのスタッフが一挙手一投足見逃さないよう、撮影風景を凝視しているんですよ。
自分、ゴルゴ13ほどでは無いが、背後に立たれるというのはとても苦手で、気になってしまうので、そこらへんも精神衛生上良くなかったな。
さらに、この子に将来はこのグラビアに掛かっているんだからね、なんて恫喝にも似た激励を撮影前に受けた記憶もある。
ア○ューズの人だったけど。
それが自分が続けられなかった理由かしら。
そこらへん、カエルの面にションベンな、面の皮の厚い、心臓に毛の生えたような、ある意味無神経な人間に適した職種なのかもしれない。
自分はダメでした。