ジェフ・ベックが亡くなったというニュースが飛び込んできた。

いや、彼って死ぬようなイメージが無かったから意外だ。

なんか90歳くらいになってもギターを弾いていそうじゃない?

自分がブリティッシュ三大ギタリストの中でのベックの評価が低いのは、自分を知っている方はよく存じていらっしゃるとは思うが、とんでもないギタリストだったのは確かだ。

ただ、人間関係上の堪え性が無いのか、性格に問題があるのか、音楽的成功をしたとは言いがたい。

ギター一本であれだけ高名なのだから充分という話もあるが、やはりバンドとしてではなく単体ギタリストとしての活動だと、リスナーの範囲がどうしても狭まっちゃうんですよね。

そうそう、ソロギタリストって定義もベックが作ったといっても過言ではないかしら。

彼初のギターインストアルバムであるブロウ・バイ・ブロウなんて、当時日本ではギター殺人者の凱旋なんていう物騒な邦題が付けられていたなあ。

当時のギター小僧の間ではスキャッターブレインが難関だった記憶があるが、今のギターテクのハイパーインフレ状態の中では普通に弾けるのかしら。

ちなみに自分が好きな彼のアルバムはバンドもののベック・オラだったりするし、一番好きな曲はベックス・ボレロだったりもする。

ベックス・ボレロはZEPとの因縁の曲ですね。

あのまま、キース・ムーンが元の鞘に戻らずにベック、ペイジやジョンジーと当該ユニットで活動を続けていれば、あのZEPは存在しなかったわけで。

運命の悪戯だよね。

まあ、ボーカリストもいなかったし、キースが戻らなくても長続きはしなかったかもしれないが。

そういやあの界隈ではキースもジョンもボンゾもとっくに鬼籍だし、ぜひペイジ御大には長生きしてもらいたいものだ。

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